発達障害やメンタル不調について調べると「自己理解」っていうワードが必ず目に入る。
こんなの本当に必要なの?
色んな事が書かれ過ぎていて、整理できないし、理解に苦しむ。
こんな疑問についてお答えします。
ここから先は下記の方に解説をしていきますので、合わない方は閲覧をおすすめしません。
また、自己理解について学ぶ姿勢がない方も時間の無駄になりますのでお控え下さい。
自己理解がなぜ必要なのか根拠をいれながら解説をしていきますので、理解が難しい方も腑に落としていただきます。
少しでも腑に落ちると、あなたの生活や困り事が減って生きやすくなります。
大袈裟かもしれませんが、人生が変わることもあります。
きっかけはどこに落ちているかわからないものなのです。
この記事の信頼性については、こちらからプロフィールをどうぞ
就労支援をしていて自己理解という言葉は常に聞きますし、必要性を利用者様に訴えて理解を深めることを促しています。
私の体験を含めてお伝えをします。
自己理解はなぜ必要なのか?
結論:目指す現実に対して、考えと行動を一致させるため
理由:自己理解ができないと、あなたにとって有益な人生の選択が導き出せないから
自己理解が深められれば多くの問題は解決していく
自己理解が不足している方の思考は「幻想・空想」が強めです。
失敗経験が次に活かせなく、一向に改善しないことはありませんか?
先日、こんな内容をツイートしました。
「自己理解は大切」と言われれば何となく分かるかも知れない、、、こんな方も沢山いることは承知です。
しかし、いまいちどうすればいいか分からないのが現実問題ですよね?
明確にしていきます。
自己理解とは
「自己理解」について検索をするとこんな解答が得られます。
自己理解とは、これまでの経験を振り返り、客観的に自分を見つめなおしてみることです。
引用先:ジョブ・カード制度 自己理解 仕事理解
自分に対する意識
類義語:自己意識、自己概念、自己投影、自己肯定、自己認知、自己評価
引用先:weblio
自己理解とは、今まで歩んできたことを受容(受け入れ)し、自己を認めることです。
モノみたいな言い方になって申し訳ありませんが、自分がどのような体験を得て、性格や思考特徴が作られてきたのかを見つけていく作業となります。
自己理解は「客観視する」作業
自分の歩んできた過去を思い返すと「良いこと」「嫌なこと」「楽しかったこと」「イライラすること」など様々なシーンが思い浮かぶと思います。
私たちは暮らしていくなかで、どんどん記憶が曖昧になっていきます。
客観視できない方に限って多いのが以下です。
心の許容量も関係してきますが、客観視できない方は別の情報で思考を埋めようとします。
人間の防衛本能も関係していますが、「幻想」や「空想」になっていくのがこのためです。
例えば以下の3つはどうでしょうか?
ひきこもり生活を10年しているけど1ヶ月後には証券会社で営業ができます
パソコンは毎日触らないけど、WORDとEXCELの基礎部分ができるから、自分はWEBマーケティング会社に就職ができます
体調が不安定で毎日ひるに起床しているけど、過去に鮮魚コーナーでの勤務経験があるから、来週から働けます
ちょっと極端ですが、すべて現実味が全然ない訴えですよね?
赤ペンでチェックを入れます。
私は働けますか?
うーん、ココらへんはどうですか??
- ひきこもり生活で低下した社会性は1ヶ月で改善できるの?
- 10年も社会と離れているのに売るための行動ができるの?
- 生活リズムは治せるの?
- 電話のマナーは?
このくらいできればいいでしょ
よく調べてみましたか?必要なこと多いけど・・・。
- パソコン関係の困り事は、自己解決が前提だけどいいの?
- 市場調査はできるの?
- 売上が上がる提案はできるの?
- SNSは使いこなせるの?
働かないと困ります
気持ちは分かるよ。実際に働いた時のこと考えてみましたか?
- 鮮魚コーナーは早朝出勤がほとんどだけど、できるの?
- 1週間で体調を整えて、生活リズムも朝型にできるの?
- 体調の不安定さが増して通えなくなったらどうするの?
- 遅刻の心配はないの?
赤ペンが現実的な部分です。
自己理解が欠落していると、本当に実現できるのかどうか適正な自己判断ができなくなります。
そのため、一部の方は誤った選択をしてしまう。
これが「幻想」や「空想」です。
自己理解をして現実が捉えられなければ、目標が達成できません。
自己理解をするには心理学が必要なのか?
結論:心理学の書籍を読むなど特別な勉強は必要ありません。
心の許容量が少なければ「学習しよう」と意気込んで書籍を購入しても何も得られません。
なかには衝動的に書籍を沢山購入してしまい、使い方が分からなくなる方もいます。
よって書籍等の購入は無駄です。
大切なことは考え、整理する癖
自己理解について検索をすると「心理学」というワードがセットでみつかります。
心理学とは「心」と「行動」について、科学的な根拠に基づいて研究されています。
「パブロフの犬」という言葉を知っていますか?
行動主義心理学で「条件反射」を理論づけました。
これは日常生活のあるあるで、梅干しをみると口にしなくても唾液がでる現象のことをいいます。
梅干しをみると過去に食べた記憶が引き出されて「梅干しは酸っぱい食べもの」という条件反射が体に起きるため、反応で唾液が出てしまいます。
この原理は餌が運ばれてくると犬が唾液分泌するところからヒントを得て、実験を重ねて得られています。
何が言いたいかというと「書籍で学ぶより思考することの方が大切。」
自己理解を深める具体的な方法
自己理解について特別な勉強をしなくても、この2つの方法が生活のなかでやりやすいです。
※書籍を読んで勉強する事と、実際に実行して考えることは全く意味が違いますので、お間違えのないように。
理解を深めるため自分に質問をしていく
自分に問いただしてみる方法です。
例えば、
など、
この項目は特に文献などから引っ張ったわけではありません。
この記事を読んだ方が参考になるよう、考えてみました。
これが「思考」です。
自分への問いただしは、誰もが実践できます。
質問に対して答えを羅列していきます。
こんな感じで書き出して、自分の全体像を把握して理解をしていきます。
ぼーっと考えるのではなく、書き出して見える化することが前提です。
他者理解をする癖をつけて気持ちを鍛える
こちらも考えるための方法のひとつです。
相手の立場になって考える訓練で、テレビを使って簡単に訓練することができます
たとえば、
- トーク番組でやりとりしているゲスト
- ドキュメント番組でコメントしている出演者
- ニュースでインタビューされている市民
などの立場になって、どんな気持ちなのかを自分で考えていきます。
この社会で暮らしていく以上、他人と関わり合いはもちますので、相手を最低限理解する気持ちは必要ではないでしょうか。
自己理解を深めるためのサービスは良いのか?
結論:就労支援の専門機関であれば良い
理由:具体的に仕事や職場で必要な対人スキルなどについて支援が受けられるから
カウンセリングで解決するのはおすすめできない
カウンセリングは医師の指示に基づいて行われます。
生活の質が著しく低下して暮らしに影響が出ているようであれば、医療機関に相談していきます。
内服薬なども必要な場合があり、根本的な思考の修正が必要だからです。
例えば、
- 嫌な記憶が脳裏にこびりついて布団から出られない
- 何をするにしても、フラッシュバックが起こりパニック発作がでる
など、極端に生活が成立していないような場合が当てはまります。
仕事内容、人間関係や職業適正についてはカウンセリングで解決できません。
なぜなら仕事にまつわる専門機関ではないからです。
支援機関はそれぞれ担っている役割が異なりますから、悩みにあった先を選択することが求められます。
【まとめ】自己理解がなぜ必要なのか?腑に落とすための考え方
自己理解が必要な理由
目指す現実に対して、考えと行動を一致させるため
自分を「客観視する」作業だから
書籍は知識だけで解決にならない
解決のためには行動する
・自分に質問する
・他者理解
相談先は就労関係の機関がよい
自己理解がなぜ必要なのか、まとめてみました。
自己理解は大切
言葉でいうのはとても簡単ですが、実際には深いところまで思考することがキーとなります。
なんでも構いませんので、日頃からの気づきを大切にしながら過ごすことが脳を使うことに繋がります。
これが自然と自己理解を深める近道になりますので、自分の周りに気を配ってみてはどうでしょうか。
自己理解をするためには、時に周りからも刺激をいれることが必要になります。
ずっと自問自答すると疲れますので、周りにも注意を向けてみましょう。
視野が広がり、新しい一面が見つかる可能性があります。
だから、行動することが大切。
就労系サービスを調べてみよう、利用はしなくてよい
就労系のサービスは専門的に思考方法や働くマインドについて学べます。
困っている方は活用した方が人生の進み方が早くなります。
まずは情報収集をおすすめします。
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