夫(会社員)、私(主婦)、息子(大学生)、
祖父(80歳)、祖母(84歳)の5人家族
病気をきっかけに祖母の足腰が弱ってきちゃった。
介護施設の入所手続きもこれから調べなきゃだし、
とりあえず家で看なくちゃいけない。
旦那や息子は手伝えないし、私しかいない。。。
在宅介護って言われても。。。どうすればいいの・・・。
こんな在宅介護の疑問にお答えします。
介護が必要になるきっかけは加齢や病気がきっかけになる場合がほとんどです。
特に後者の場合が多く、受け入れ準備も整っていないままスタートすることもあります。
在宅でケアすることを「在宅介護」といいますが、在宅でも利用可能な介護サービスがあります。
政府が直面している2025問題を解決するため、これからは在宅介護が主流になりつつあり、適切にサービス利用を選択しなくてはなりません。
在宅介護サービスのあれこれ、メリット・デメリットや使い方の方法についてまとめていきます。
こんな方に向けて書いています
- これから在宅介護が必要
- 在宅介護ってどうすればいいの?
- そろそろ遠方に離れた両親を考えないといけない
- 同居している義母・義父の将来を考えないといけない
- 一人だけで在宅介護ってできるの?
執筆者の経歴
- 作業療法士10年以上
- 勤務歴(病院・介護施設・児童支援・就労支援)
- 現在は就労支援に従事(障害のある方のリクルート)
現在、私は障害福祉分野で働いていますが、もともとは高齢者介護、介護保険が仕事のスタートです。リハビリの臨床経験を通じて学んだことをもとに解説していきます。
まずは私たちが直面する2025年問題を絡め、「在宅で介護することの意味」「在宅介護サービス」を学習していきましょう。
在宅介護とは何だろう?
在宅介護は、介護が必要な方を施設ではなく、住み慣れた場所を中心にケアをすることを意味します。介護の形は家庭、家族によって様々です。
- 在宅介護が基本になる時代
- 在宅で利用できる介護サービス
- 在宅介護の良い点とは?
- 在宅介護の悪い点とは?
厚生労働省では在宅介護の実態調査を行っており、人口規模が30万以上の以下の都市(東京、埼玉、神奈川、北海道、宮城県、愛知県、大阪府、北海道、福岡県、兵庫県などに属する市)では、
・介護頻度はほぼ毎日が56.1%、2人に1人が毎日介護にあたっている
平成29年10月時点、参考文献:https://www.murc.jp/sp/1509/houkatsu/houkatsu_06/houkatsu_06_10.pdf
・実子が介護に当たっている方が43%
・女性が介護に当たっている割合が68%
・介護者の年齢層は50代、60代が多い
・介護内容は外出の付き添い、食事、家事が70%を占める
こんな結果となってしまいます。
在宅介護をしている方は、データから多いことが分かります。
在宅介護が基本になる時代とは?
画像引用:https://www.murc.jp/sp/1509/houkatsu/houkatsu_06/houkatsu_06_10.pdf
H29年度のデータからは
- 施設利用を検討されていない方が多い
- 介護保険サービスを利用されている方は多い
介護保険サービスを使いながら在宅生活されている方が多いですが、介護は病気によって突然必要となることもあり、介護保険サービスでどうにかしているというケースも多いと思われます。
2025年問題はご存知ですか?
第一次ベビーブームを体験した世代、いわゆる「団塊世代」が75歳以上を迎えることで、介護ニーズが一層高まります。介護と同時に体のケアで通院も必要になりますから、医療費も膨れ上がってきます。
日本は少子高齢化で子どもの出生率が少ないことから、将来に渡って若い世代の働き手不足も懸念されており、2025年に近づくにつれて介護サービス問題・医療費・社会保障の問題が同時に起こっていきます。
改善の糸口とするため政府、厚生労働省が提唱しているのが「地域包括ケアシステム」です。
介護サービス、福祉サービス、医療サービスの一体的な改革で、
- 必要な人に
- 必要な場所で
- 必要なものを
生活は「在宅を主流」にする考え方です。
在宅介護とは?人生の最後は育った場所で迎える
2025年問題を解決するため介護施設を多く設けるのも対策ですが、日本列島という限られた場所だけでは足りませんし、介護業界の担い手も、若い世代が減ることで人材確保が難しくなります。
介護業界はもともと「3k:きつい、きたない、きけん」といわれ看護業界と同じく敬遠されがちです。
低賃金、重労働であるため給料の処遇改善対策は、年々の人件費高騰と共に政府、厚生労働省の大きな課題のひとつとなっています。
これから介護を考えていくうえで大切になることは
- 必要なものを
- 必要な分だけ
- 必要な人が使う
サービス利用者が増えると、私たちの税金でまかなっている国の社会保障費が圧迫されていきます。
歳を重ねたら生まれ育った住み慣れた場所で、健康に目を向けながら、介護保険サービスの利用を最小限にとどめて生活をする。
そして最後は病院ではなく、生まれ育った住み慣れた場所で最後を迎える。
これが日本から古くからある本来の姿、という考え方が地域包括ケアシステムに込められています。
在宅介護で自分を見つめ、さらには介護保険料を抑制する
地域包括ケアシステムを経済事情から深堀すると「介護保険料の抑制」がそもそもの本質です。
団塊世代の多くが75歳以上になることで、
- 40歳から納める介護保険費用だけでは賄(まかな)えない
- 健康、予防の観点から介護保険を利用しないよう生活改善
この2点が大切な考え方になります。
もともと介護サービスは行政が指定した内容のみしか受けられなく「措置」という対応でした。
しかし、2000年に制度改定され「介護保険法」が施行されてからは、利用者が必要なサービスを提供する事業者と契約を交わし、好きなサービスを受けられる流れにシフトしました。
極端な説明になりますが、
高齢者の場合、以下が本来の流れです。
必要な人が「総合病院」を受診
↓
入院加療 → 一時的に介護施設 → 在宅
総合病院を初めて受診するときは初診料が割高のため、減額するには地域の医療機関からの紹介状が必ず必要です。
まずは、町医者であるクリニック、診療所で診察をして、必要があれば大きな病院を利用する手順を踏んでいきます。
この流れはクリニックや診療所を正しい用途で利用するための必要な考え方です。
用途に沿って、必要な人が必要なサービスを受けることで需要と供給のバランスがとれるため、社会保障費が抑制的に働きます。
参考文献:在宅介護実態調査の活用について
在宅で利用できる介護サービスとは?
在宅介護サービスは主に
- 通所系
- 訪問系
- 施設併用系
- 福祉用具
とジャンルが分かれます。
在宅介護サービスの「通所系」とは?
①デイサービス(通所介護)
週に何度か施設に通って、入浴しやすいお風呂にはいったり、食事や体操、他の利用者様と交流をして帰宅する流れです。施設の多くが送迎を行っています。
ここ近年は、「レスパイト(休息利用)」から「機能訓練」にシフトしており「リハビリテーション特化型」の事業所が急増しており、対応できない事業所は経営が危うくなる仕組みに変化しています。
介護予防のための訓練機器を使ったり、機能訓練士による訓練が受けられますので、用途にあった選択で充実した時間が過ごせます。
②デイケア(通所リハビリテーション)
こちらも通所系サービスです。
デイサービス(通所介護)との違いは
- 医師による診察
- 看護師の加配配置
- 医療ケア
- リハビリ目的
医療的ケアの手厚さが一般的なデイサービス(通所介護)とは異なります。
主にリハビリテーションが目的になりますので、機能回復をして在宅復帰を目指していきます。
在宅介護サービスの「訪問系」とは?
主に二つあります。
①訪問看護ステーション
看護師が自宅に訪問するサービスです。
必要な医療措置、日常生活支援を受けることができます。
かかりつけの医師の指示書に沿った提供内容となりますが、血圧、呼吸、脈などのバイタルチェックから自宅での入浴介助、簡単な生活リハビリも受けられます。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在中している訪問看護ステーションでは、専門職による訪問リハビリテーションを自宅で受けることができ、看護ケアと合わせて手厚い内容になります。
②訪問介護(訪問ヘルパー)
「介護職員初任者研修」を終了した職員が自宅に訪問し、必要な介護サービスを提供します。
主な内容は
- 排泄介助
- 食事介助
- 更衣
- 整容
- 体位変換
- 内服介助
などで、介護が必要な時間帯にご自宅へ訪問します。
例えば、
- 9時に訪問して着替えやおむつ交換
- 15時頃に再度訪問して着替えやおむつ交換
こんな使い方ができます。
家人の不在時間帯のみ利用したり、おむつ交換のみの使い方など用途は様々です。
在宅介護で利用できる「短期入所生活介護」とは?
①別名:ショートステイ
一時的に施設入所を行い、介護者の負担を軽減させるサービスです。
施設入所との違いは、使える日数が決まっており「短期利用」という点です。
使い方例は
- 平日は自宅で過ごしていただき、週末のみ施設へ泊まりにいく
- 家族が一時的に介護から解放されたい時に使う
介護者もワークライフバランスを保つことは大切です。
また、ショートステイ中に介護士からケアをうけ、退所時に在宅で家人ができる最善の介護方法を指導していただくことできます。
②小規模多機能(泊まり付きデイサービス)
デイサービスの施設が実施しているサービスでもあり、通いと泊まりを組み合わせて使えるサービスです。
ショートステイのような感覚で、デイサービスの延長で泊まることができる印象です。
在宅介護でお世話になる「福祉用具貸与サービス」とは?
「福祉用具のレンタルサービス」のこと
在宅介護を行う場合、環境調整が必要になり購入物品が増えます。
特に「介護用ベッド」は実費だと購入費用がとても高く、被介護者が亡くなった場合、処分に困ります。
ベッドに限らず、「歩行器」や「簡易手すり」のような物など、レンタルした方が良い場合があります。
介護度に応じて月々1割~3割負担ですので、設置や処分、メンテナンスを含めて考えると割安です。
価格は各福祉用具貸与事業者によって様々ですので、相見積をとって比較することをおすすめします。
在宅介護の良い点とは?
在宅介護のメリットをあげてみます。
在宅 = 住み慣れた場所 で考えました。
在宅介護とは「本人に寄り添った介護」
✖ 家族の力じゃ、何もできない・・・
✖ 家にいると大変になるから・・・
これは本人の希望を反映していなく、介護者希望です。
嘘はいいませんが、実際は家族や介護者の希望反映が多いです。
家族の負担も考慮せず、介護をしない家族を悪者だと言う医療、福祉関係者は完全に偽善者です。
家族の不安を軽減させることも支援者に求められます。
本人と家族の関係性によりますが、在宅介護は住み慣れた場所で生活をしながらケアができますので、本人の気持ちを考慮するとストレスを最小限に抑えて過ごせることはメリットが大きいです。
◎ やりたいことができる
◎ 家族のペースで過ごせる
病院や施設のような場所で「時間」や「流れ」に縛られた生活を行うより、自分のペースで過ごすことは「時間の使い方の質が高い」と言えます。
生活の質を高めた状態で暮らせることは、本人希望の暮らしが実現でき、本人に寄り添う時間も増えます。
在宅介護とは「必要な介護サービスのみで低予算を実現」
介護保険サービスを利用されると、
- 介護度に応じた等級に応じた利用料が課せられる
- 所得によって1割~3割負担となる
デイサービス、訪問介護、ショートステイなど様々なサービスを組み合わせて利用できますが、利用料は発生してしまいます。
施設入所の場合、1日分もしくは1ヶ月分という単位で利用料が発生します。
(家賃のような感覚が分かりやすいです)
在宅介護の場合、家賃分がありませんので、利用する必要なものだけを支払いますので、入所サービスより割安となります。
- 家族や介護者の介護力
- 利用料の支払い能力
これらに問題なければ、在宅介護は低予算で済みます。
在宅介護の悪い点とは?
在宅介護のデメリットを考えます。
介護者、被介護者目線であげてみました。
在宅介護だから起こる「家族の介護疲れ」とは?
在宅介護は
- 食事の準備
- 排泄介助
- 更衣介助
- 買い物や病院の送迎
など
小さな子どもの世話に似ている部分もあり、介護内容によって介護者は自宅にいながら拘束されます。
介護度、被介護者の状態にもよりますが、認知症も併発していると目が離せなくなる場合もあります。
特に、排泄介助は継続していくことで精神的な疲れがたまっていきます。
日常生活の介護は毎日のことですから、はじめは何となく問題が無くても、時間が経過すると忘れた頃に疲れが出ます。
「なんでこんなことをやらないといけないの」
「私はこれだけの人生なの」
少しでも沸いてきたら危険信号です。
介護虐待、無理心中などのニュースも各メディアを通じて報道されています。
介護者はメンタルヘルスケアをし、ライフワークバランスを保ちながら介護にあたることが大切です。
在宅介護だから頼めない「本人の苦痛な気持ち」とは?
介護される側の問題です。
家族の関係性にもよりますが、嫁・姑問題がある場合は、お嫁さんに介護をされたくないという気持ちを抱くこともあります。
自分で行わなければ気が済まない性格だと、手伝ってもらうことの抵抗感が強くなります。
特に「排泄介助」は大きな問題で、考える内容が非常に深いです。
被介護者が「申し訳ないから」「お願いしにくい」
こんな状態が続くと、精神衛生が悪くなります。
高齢期は
- 役割の損失
- 死に向かう恐怖
- 仲間の喪失感
これらがあいまって「老人性うつ病」の心配も出てきますので、精神面のケアはとても大切になります。
介護される側も、場合によってはストレスを大きく抱えることがあり得るのです。
在宅介護サービスの上手な使い方とは?
在宅介護には良い点もあれば、悪い点もあります。
介護と生活の両立を図っていくためには、うまく在宅介護サービスを利用することで、
介護負担費を抑制しながら無理なく介護を行うことができます。
段階的に状況で使い分ける在宅介護サービス
言葉が悪いかもしれませんが、高齢者介護は時間が経過するにつれて良くなる・・・という考え方は難しいです。
なぜなら、人間は年齢を重ねるごとに死に向かっているからです。
極端なグラフですが、
矢印の方向に向かって健康寿命は縮んでいき、X軸に近づくにつれて、やがて命が朽ち果てます。
人間、誰しも年齢を重ねることで死に向かっていきます。
しかし、辿り着くまでにいくつかきっかけを得ていきますので、段階を追いながら適切にァ在宅介護サービスを使うことで、被介護者の尊厳を守り、家族の介護負担を軽減させバランスをとりながら日常生活が送れます。
段階は3つあります。
①在宅介護期
- 訪問系サービス(訪問看護、訪問介護など)
- 通所サービス(デイーサービス・デイケア 1~2日/週)
- 福祉用具サービス(必要なもの:ベッド、手すり、杖など)
この時期は在宅生活を基本としながら生活を送る時期です。
なるべく自宅に居ながら過ごせるようにサービスを組んでいきます。
血圧や脈などの健康管理が必要な場合は、訪問看護サービスを使ったり、
必要であれば日中の昼のみ「訪問介護サービス」という使い方も家族の介護負担を減らせます。
社会性を維持するために外出活動として、週1~2回ほどデイサービスを使う方法も必須と言えます。
在宅で家族以外と関わりがない生活は「出かけるスイッチ」が入りませんので、身なりに対して興味が薄れてしまいます。社会と繋がることは気持ちの面でも大切です。
福祉用具は入所するまでの間は必要になりますので、必要なものだけをレンタルしていく方法がありますので、ケアマネジャーや業者と相談して決めていきます。
②入所サービスへ向けての中間期
- 通所系サービス(デイサービス3~5日/週)
- ショートステイサービス(月4~6回程)
- グループホームへの入所検討(軽度認知症である場合)
- 福祉用具サービス(①)
「介護度2~3」の中間程になると、家族の介護力で解決できるかどうか、という部分の検討が必要になる時期です。
排泄管理ができなくなったり、食事ができない、認知症が悪化して徘徊もみられるようになったなど、家族の介護負担が増してきた場合は、在宅介護する時間を完全に固定化していきます。
日中のデイサービスの回数を増やすことで、単純に夕方~夜のみ在宅介護にできます。
日中の活動量を確保して服薬調整ができていれば、睡眠のリズムも整ってきます。
それでも、徐々に体調変化が大きくなると夜間の介護負担も増してきますので、状況に応じてショートステイサービスを併用しながら、夜間の介護方法を指導していただくのも方法です。
軽度認知症の場合はグループホームの入所も可能となるため、状態に合わせた検討を行っていく時期でもあります。
施設について調べていくための行動を起こしていきます。
高齢者向け住宅については、こちらの記事で解説済みですので参考にどうぞ。
③入所サービス期
- 施設入所、外泊
- 福祉用具サービス(外泊時の歩行器など)
「介護度3」から特別養護老人ホームを利用することができます。
認知症の診断があればグループホームの入所も可能なため、合わせて入所サービスを利用していきます。
具体的な手順はこちらの記事で解説済みです。
施設入所に慣れてしまうと自宅と施設の感覚が分からなくなりますので、GWやお盆の時期は外泊して住み慣れた家で過ごすこともケアとして大切です。
在宅介護サービスを利用するには?
在宅介護サービスを利用するために必要なポイントを解説します。
大きなポイントは2つだけです。
- 要介護認定を受ける
- ケアプランの作成
①要介護認定を受ける
在宅介護サービスを利用するためには、「要支援1~2」もしくは「要介護度1~5」の認定が必要です。お住まいの市区町村の窓口へ行きましょう。
参考文献:厚生労働省 サービス利用までの流れ
②ケアプランの作成
介護(介護予防)サービスを利用する場合は、介護(介護予防)サービス計画書(ケアプラン)の作成が必要となります。「要支援1」「要支援2」の介護予防サービス計画書は地域包括支援センターに相談し、「要介護1」以上の介護サービス計画書は介護支援専門員(ケアマネジャー)のいる、県知事の指定を受けた居宅介護支援事業者(ケアプラン作成事業者)へ依頼します。
依頼を受けた介護支援専門員は、どのサービスをどう利用するか、本人や家族の希望、心身の状態を充分考慮して、介護サービス計画書を作成します。
※「要介護1」以上:居宅介護支援事業者(ケアプラン作成事業者)
※「要支援1」「要支援2」:地域包括支援センター
参考文献:厚生労働省 サービス利用までの流れ
⏬ さらに詳しい説明は別記事で解説済みですので、ご覧ください ⏬
【手順公開】介護保険サービス、介護施設の申し込み【分かる】
まとめ【初心者歓迎】在宅介護とは何だろう?【よく分かる】
大切なことは
2025年問題の解決にむけて「地域包括ケアシステム」が徐々に構築されています。
- 総合病院の初診料が高い
- 特別養護老人ホームの入所は介護度3から利用
などは本来の用途に向けて整備がなされている変化です。
限られた資源をうまく利用して「その人らしい生活」「尊厳」が守られるよう、本人・家族・支援者が一体になって取り組まなければなりません。
しかし、在宅介護サービスを利用していても、うまく生活が成り立たない場合も多いのは事実で、悲しいニュースを目にすることもあります。
在宅介護を継続していくと必ず難しくなる時期が訪れますので、それまでは住み慣れた環境でゆっくり過ごすことが「本人優位のケア」といえるのではないでしょうか。
以上、
「在宅介護」でした。
ここまで読んで疑問に思うことはありませんか?
いくつか上げると、
- 在宅介護ってどこまで可能なのか?
- 在宅介護の限界とは?
- 在宅介護が無理な場合とは?
この疑問については、私の勤務経験をもとに各セクションごとに解説をしていきたいと思います。
在宅介護の限界についてはこちらの記事でまとめました。
認知症の在宅介護についてはこちらの記事でまとめています。
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