就労移行支援事業所に通いたいけど「おかしい」「意味ない」って情報もある。
どうなんだろう。。。
「就労移行支援事業所に通いたくない」「凹まされる」「辛い」とか色々あるけど、そんなに変なところなの?
こんな疑問を解決します。
調べれば調べるほど色々な情報が見つかって不安になってしまう気持ちは、誰もが同じだと思います。
疲れていると何でもネガティブな方向に捉えてしまいます。
この記事では就労移行支援についてちょっとおかしいのでは?と考えてしまう、あなたの思考理由について解説をします。
執筆者の経歴
- 作業療法士10年以上
- 勤務歴(病院・介護施設・児童支援・就労支援)
- 現在は就労支援に従事(障害のある方のリクルート)
この記事の信頼性については運営者プロフィールをどうぞ。
私は現在進行形で就労支援に関わっている職員です。
事業所運営に携わっていますので、就労移行支援の意味、メリット、デメリットについては理解しています。
「おかしい」と考える思考は至って普通だと思います。
理由は、納得している部分があやふやだから。
重い描いていた内容とかけ離れていると誰もがおかしいと感じます。
もうひとつ考えるべきポイントはあなたの捉え方です。
ストレス過多でいるとすれば何をしてもネガティブに捉えてしまうと思います
理由はメンタルが不安定だからです。
就労移行支援がおかしいと感じる理由についてまとめますので、もう一度振り返りをしましょう。
就労移行支援を「おかしい」と考えてしまう理由
理由は3つあります。
- 先の未来が見えていない
- 思考に変化がなく目標が達成できない
- 意味がない支援を受けている
理由①:通所しながら先の未来がみえていないから
通っても意味がないと考えてしまう根本的な理由のひとつです。
通所していてこんな悩みがあると意味がない、おかしい、信じられないなど疑念が浮かんでしまいます。
大切な時間や費用を投資して通所をしているのに得られるものが何もないと、本当に就職ができるのか疑問が浮かびます。
こんな時は思いきって職員に聞いてみることをおすすめします。
今はどんな意味をもっての通所なのか、職員に答えをだしてもらいましょう。
理由②:思考が変わっていなく目標達成ができていないから
就労移行支援事業所に通所するにあたり、目標設定を必ず行います。
あなた自身、目標の達成加減はどうでしょうか?
就労移行支援事業所の支援にも限界はあります。
相手の思考や気持ちを予測することはできますがら、確信に変えるためにはしっかり発信してもらうことが必要です。
職員は何でも分かる神様ではありません。
職員とやりとりできていますか?
理由③:本当に意味の無いが支援を受けている
職員に相談しても論理的な回答がなかったり、「とりあえず」「まずは」「ひとまず」といった返答であれば支援について理解していないことが疑われます。
こんな場合は、就労移行支援事業所のサービス管理責任者に聞いてみましょう。
理由は、支援計画作成の責任者だから。
話し合いをして、納得のいく支援計画になるよう一緒に考える作業が必要です。
はぐらかされたり、しっかり応じていただけない場合は、支援計画が怪しいことも考えられます。
詳細は以下に続きます。
「おかしい」と思うのも無理なし、就労移行支援の実態について
就労移行支援事業所はここ近年において右肩上がりに増えているサービスです。
残念なことに実態は以下です
- 金儲けをしている企業もある
- 闇の運営方法をさとなっている
就労移行支援で金儲けしている企業もある
法人であれば、どんな業態でも参入できてしまうのが就労移行支援です。
不動産会社、材木会社、飲食店経営会社などが母体であるところもあり得ます。
そういった母体の場合、支援のノウハウは皆無です。
詳細について以下の記事で解説済みです。
➡ 【不安解消】就労移行支援は金儲け事業なのか、職員が語る真実
就労移行支援が実施している闇の運営方法
「金儲け」と似ていますが、利益を重視するあまり合法的な仕組みを作って運営をしている実態もあります。
法令違反ではありませんが、支援の質に目が向けられない法人もあり問題です。
こちらも以下の記事で触れていますのでどうぞ。
➡ 【不安解消】就労移行支援は金儲け事業なのか、職員が語る真実
就労移行支援は「おかしい」から意味ないのか?
結論:それは完全に間違い
失敗した過去を振り返るきっかけが得られる
就労移行支援事業所によりますが、あなたに必要が学びが提供されます。
学びを深めるか否かはあなたの気持ちにも左右されます。
就労移行支援事業所は支援として「あなた」にボールを投げるわけですから、そのボールをどうするかです。
使い方がわからなければ相談できる環境ではありますから、深めようとする「あなた」の姿勢も大切となります。
振り返りができなければ聞きましょう。
通所の意味は十分あります。
就労移行支援を辞めさせられた、絶対におかしい
結論:
辞めさせられる理由は3つです。
- 理由①:あなたが事業所の法令違反をした
- 理由②:あなたの取り組みが全うでなく、CW(ケースワーカー)に判断される
- 理由③:一方的にやめさせられる
理由①:あなたが事業所の法令違反をした
就労移行支援事業を利用する際に「あなた」と「事業所」で利用契約書を締結させます。
書面に書いてあることや事業所のルール説明がありますので、納得ができない部分がないようしっかり聞いておきましょう。
そのなかで、あなたが違反をしてしまい再三の注意換気を聞き入れなかった結果、退会となってしまう場合は、至って普通といえます。
理由②:あなたの取り組みが全うでなく、CW(ケースワーカー)に判断される
就労移行支援事業所に通っていても、就職に向けて個別支援計画書の目標に対し、進捗加減が著しく悪い場合があります。
具体的な判断基準になりやすいのが、
通所日数が延びていなかったり、事業所が設定した目標の達成加減です。
通所を開始して半年経っても週1日の通所だけ、もしくは就職(目標)に見あった通所内容となっていない場合は、CWから通所の意味合いについて聞かれる場合があります。
見合っていなければ利用停止を言い渡されるのが普通です。
理由③:一方的にやめさせられる
規律通りに通所し、個別支援計画書通りに支援を受けているにも関わらず、一方的にやめるよう事業所側からアクションがあった場合は公正委員会へ申し立てを行うことができます。
「就労移行支援事業所」と「あなた」の間に第三者が入り客観的に判断をしてくれます。
しかし、滅多にないことで非常にまれです。
「あなた」だけでなく、複数名同時に同じことが起き、いきなり閉所するようなことがあればテレビや新聞で大きく取り上げられる内容になるからです。
明らかな法律違反だからです。
就労移行支援は無駄なサービスなのか?
結論:無駄では無い
「学び」と「社会的な役割」があるから意味がある
就職できない理由を正しい方向で受け止めて改善し、定職に就くことができ、かつ、長く働くことができれば「就労移行支援」
は利用しなくても良いといえます。
企業も法令に則って雇用率が達成できれば全く問題ありません。
しかし、実際にはうまくいってない側面だらけです。
学びが必要な人に限って理解が深まらなかったり、企業の人事採用も誤った認識をしていたりします。
利用者と企業には深い溝があります。
そこを埋め、うまくまとめるのが就労移行支援事業所ですから存在意義が大きいと言えます。
就労移行支援事業所に通っていて辛いあなたへ
結論:就労移行支援があわないかもしれない
就労移行支援が合わないかもしれない方の特徴
この3つです。
- 理解しようとしない(気持ち的に)
- 人の話が聞けない
- 言い訳が多い
気持ちが外に向けない方は、職員とのやりとりで摩擦も生まれます。
お互いにとって良いやりとりではなくなりますから、就労移行支援を利用しても残るものは何もないかもしれません。
【まとめ】就労移行支援を「おかしい」と考えてしまう理由
ひとつひとつ確認をしていくと就労移行支援について考えることができます。
通所することには意味があります。
通われている事業所の質にもよりますが、合っていない場合もあり得ます。
見極めるのは「あなた」です。
この記事が少しでも「あなた」にとって有益であれば幸いです。
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