通所したくないから在宅ワークできるところないかな。
就労移行支援で在宅ワークに力を入れているところなんてあるのかしら。
こんな疑問にお答えします。
コロナをきっかけに新しい働き方として在宅ワークは世間一般的となりました。
それ以前にも在宅ワークはありましたが、あまり日の目を浴びることはありませんでした。
在宅ワークの案件も充実しているため気になる方が増えているのも事実ではあります。
この記事では就労移行支援事業所でも在宅ワークができるのか?という部分に焦点をあてて解説をしていきます。
多種多少な支援方法を展開しているところもありますので、よい情報収集につながると思います。
それと同時に、在宅ワークをするためにはどんな要素が必要なのかを詰め込みましたので必ず一読下さい。そのなかで「あなた」が思い描いていた在宅ワークと実際について比較していただく「きっかけ」が提供できればと考えております。
私の信頼性はプロフィールからどうぞ。
就労移行支援事業所で勤務していたので、語る内容はすべて事実にもとづきます。
在宅ワークを希望して卒業していった利用者さまも複数名いらっしゃいましたので、その経験を踏まえてこの記事におこそうと思いますので必ず参考にしていだけることは間違いありません。
それでは最後までお付き合いをお願いします。
ではいきましょう!
就労移行支援の在宅ワークはメリハリ重視
以下の流れで解説をしていきたいと思います。
就労移行支援の在宅ワークは行いやすくなった
コロナが流行してから「テレワーク」「在宅ワーク」という言葉が世間に広がりを見せ始めました。もともとあった言葉ではありましたが、注目されたのがコロナで行動制限がかかってからです。
就労移行支援の在宅訓練はコロナがきっかけ
もともと身体障害者向けの措置として「在宅支援」があり、一部マニュアル化されていました。当時は、支援を受けたくても「歩いて施設まで行けない」「寝たきりで支援が受けられない人」といった移動制限が焦点となっておりました。今回はこの考え方が広義的に精神・発達障害の方にも認められてきた流れとなります。
就労移行支援の在宅訓練の要件は?
結論:最低限の自己管理ができていることが条件となる
最低低減、生活管理が出来ていることが条件となる
通所と違うため、自宅で過ごすことで生活リズムが作れない方にとってはリズムが作れず、逆に昼夜逆転などにもなってしま恐れもあります。
など、先読みをして行動が全くできない人であれば在宅訓練は適応にはならないと考えるべきだといえます。
なぜなら、そんな方を相手に支援をするほうが難しいからです。
おそらく行政も利用を認めないと思われます。
それだけ通所するということには大きな意味合いが込められていることを忘れてはいけません。間違っても在宅ワークへと逃げる思考だけは持つべきではありません。
どんな人が対象者になるのか?
極度の対人恐怖で部屋から出られなかったり、電車や公共交通機関が使えなかったり、自家用車での移動も難しい方が対象になる可能性がある。
詳しくは自治体が判断する。
将来的に在宅で働くことが前提となる
就労支援で在宅ワークの有無は最終的に支援会議の場で本人や行政、事業所、相談支援専門員などで協議してきめていくものだが、在宅で支援を受ける以上、就労の最終目標は「在宅ワーク」であるというところはブレないことが前提である必要があると思う。
そのために在宅訓練で必要な支援を受けるから。
就労移行支援の在宅ワークではどんな支援が受けられるのか?
在宅ワークプログラムを用意している事業所のプログラムが受けられる。
①Word、excelといった教材関係のプログラム
独自で教材を作っている所もあるため、Wordやexcelはもちろん、ビジネスマナーやコミュニケーション系の教材を扱っているところもあります。なかには動画教材をだして個人的に学習をすすめていくスタンスをとる格好となっていきます。
分からないところはまとめておき、あとで職員からフィードバックをもらうといった格好になります。
②ZOOMなどで講義に参加
事業所で行われている講義にWEBカメラで参加をさせてもらい、グループワークにも参加することが可能です。他にも在宅で支援を受けている方がいれば、在宅組だけでグループワークを行うことも十分にありえます。
在宅にいながらも事業所の講義活動に参加することが可能ということで、所属感を感じることも十分にできます。
③職員との定期面談
1週間ごとに目標の振り返り面談や次の目標に対してどういうアクションをとっていくか面談をしていきます。日常生活の様子だったり、休日の過ごし方など細かくヒアリングをうけながら、職員の考えている目標と「あなた」が考えている目標のすり合わせをしていきます。
また、体調や受診の状況、悩みなどがあれば相談するのもよいと思います。
在宅訓練の設備はどうなるの?
結論:法人がレンタルしてくれる
在宅ワークに必要なものは貸してくれる
通信回線(ポケットWi-Fi等)、ノートPC、マウスなど最低限必要なものは貸してくれるため自分で用意する必要はありません。
ただし最低限、作業する場所だけは確保をしましょう。
デスクや椅子はあったほうがいいと思います。
安いセットであれば下記のような商品もあります。
このくらいの価格で購入可能ですので参考にされてみて下さい。
他にもいろんな商品があります。
在宅ワークの場合、通所はしなくていいのか?
月に1回、もしくは週1回の対面の通所はあり得る
全く通所しなくて良いということはありえない
オンラインによる対面とオフラインによる対面では空気感が全く異なります。
そこで状態確認をするうえでも週に1回、もしくは月1回~2回程度は通所する機会があります。
これは在宅勤務になってからもこのような体制を敷いているところがありますので、そういった企業に適応するためだと思えば考え方も軽くなると思います。
在宅ワークで学べることは?
PCスキルに付け加え、マネジメントにつながる能力
高いコミュニケーションやタスク管理能力
在宅ワークは想像している以上に高いスキルが求められます。
とくにコミュニケーションやタスク管理といった内容は非常に高いと言えます。
画面越しのZOOMやGoogleMEETといった媒体で話をする時は何を相手に求めるか明確に言語化しなければなりませんし、相手に伝わるよう言葉選びを慎重にしなければなりません。
言葉の配慮は空気感があれば問題ありませんが、空気感がないために必須となるスキルです。
また、カレンダーを使ってミーティングや仕事の管理をしなければなりませんのでタスク管理能力は高いものが身につきます。事前に会議の日程がわかっていれば、予定を飛ばしておくなど配慮が必要ですし、アポ取りも職員としなければなりません。
簡単そうでいて在宅ワークはとても難易度が高いと言えます。
サボれるから在宅ワークでいいという利用者がいましたが大間違いです。
面接や書類選考も厳しいため生半可な気持ちでは必ず落選してしまいます。
メリハリ重視の意味、わかりましたか?
まとめ【あなたが主人公】就労移行支援の在宅ワークはメリハリ重視
ここまで、いかがだったでしょうか。
在宅ワークとひとことでいっても難しかったり、意味深いことがわかったかと思います。
こんな気持があったとすれば大間違いなので注意が必要です。
マインド面では仕事をする時は家のなかでもスーツを着てやるくらいの勢いがないと気持ちとしてNGなんですよ。書類選考や面接にも落ちてしまいます。
それだけリモートワークは厳しいというわけなんです。
しらなかったな。
簡単なイメージしかなかった
私も、簡単で楽に仕事ができるって思ってた。
在宅訓練も設備が整っている事業所とそうでない事業所と二分化が進んできているんです.
少しでも在宅訓練に興味があれば設備が整っている事業所をおすすめします。
2つご紹介して終わりにしたいと思いますので、読んでみて下さい。
どちらも大手企業なので質がいいです。
在宅支援が整っている事業所①LITALICOワークス
【LITALICOワークス】さんは在宅支援を行っていますので丸枠部分を確認しましょう。
在宅支援が整っている事業所②ココルポート
ココルポートさんもGoogle検索すると在宅支援の情報が出てきますので対応しています。見学時にどんな支援が受けられるのか聞いてみると良いかもしれません。プログラム数が多いのでどんなことにも対応できるのが強みだと思います。
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