就労移行支援事業所に通って就職できなかったらどうしよう…
就職できない原因が分からない
リスクを減らしたいから情報が欲しい
こんな悩みを解決します。
就職について調べていると就労移行支援事業についても情報が入ると思いますが、サービスを利用して本当に就職ができるのか疑問がでるかと思います。
通所している方も「このまま就職できるのか…」と不安になってしまうこともあるかと思います。
こういった明確な回答もありませんので、不安が強くなったり心配する気持ちも分かります。
この記事では就労移行支援サービスを使っても就職できない原因について解説をします。
少し幅広い視点で考えるきっかけになりますので、最後まで閲覧することをおすすめします。
知らなかったことが分かれば幸いです。
この記事の信頼性については運営者プロフィールをどうぞ。
私は現在進行形で就労支援に関わっている職員です。
利用者目線、事業所目線で解説をしていきます。
就労移行支援で就職ができないのは原因がある
主な理由は②つしかありません。
就職できなかった場合についても後述しますので併せて参考にどうぞ。
理由①:就労移行支援事業所の品質が原因
結論:就労移行支援事業所に実績がなく支援力がない
就労移行支援にある闇を使う
制度の抜け道を利用した運営
就職者が出せない場合、運営法人が独自で関連会社を作り就職してもらうといった手法です。違法ではなく合法で、仕事につきたい利用者様からすればメリットにもなります。
面接や書類審査は形だけのものにしておけばよいわけです。
しかし、就職したはいいが、
など、ブラック企業体質であることも実際にあります。
支援力がない法人がやりがちなパターンです。
利用者様からすれば、関連会社の存在はほぼ分かりません。
だから知って頂きたいと思い、書きました。
就労移行支援事業所がひどい
「ひどい」のはサービスの提供側やサービスを受ける側にも課題があります。
こちらの記事で専門的にまとめました。
気になる方はどうぞ。
➤ 【職員が語る】就労移行支援はそんなにひどいのか?【要参考】
就労移行支援なのに就職活動させてもらえない
支援力がない法人に限って目的がない通所を促しがちで、就職活動をさせないといったこともあります。
就職活動をさせてもらえないのは、適切な理由と不適切なケースがあります。
適切:残期間が十分ある場合
就労移行支援は2年間利用できるサービスです。
課題を未解決にしたり、周りに煽られて就職を先走っていれば適切な判断ができていないと考えられます。
特別な事情がなく、本人希望が不適切であれば就職活動は早いという案内をします。
本人の行動を束縛する権限はありませんので、聞き分けをしないと言った選択もできます。
不適切:経済的な事情が加味されない
生活保護になってしまったり、6か月後の生活像が不透明になってしまう場合は、整えを通して早期就職が必要なケースです。
6ヶ月後の就職を考えているにも関わらず、就職活動の時期や支援内容が不透明になっている場合は、あきらかに事業所の支援力不足といえます。
就労移行支援事業所の就職実績が低かった
年間で1~3人ほどの企業就労の場合は明らかに品質が低い事業所です。
就職実績をアピールしていても、就職先が福祉施設(A型、B型)の場合は実績とは言いませんので注意しましょう。
就職者が出せないということは、支援ができないということになります。
就労移行支援のサービスレベルが低い
PC訓練を導入している事業所は多いですが、目的なしにやらせておくのはレベルが低いといえます。
- とりあえずタイピング
- ワードの基礎をやりましょう
- パソコンの使い方を覚えましょう
こういったワードを連発する事業所には気をつけましょう。
理由②:利用者側にある課題
利用する側の課題は以下です。
就労移行支援の選び方に失敗
比較検討せずに「近いからここで…」といった感覚で選んでしまうと、合う・合わないが分からずとなってしまいます。
必ず2~3事業所を見学して決めることが大切です。
就労支援支援事業所の選び方にはポイントがあり、こちらの記事で解説をしています
➤ 職員が教える「就労移行支援事業所」の選び方、失敗しない方法9選
就労移行支援がつまらない
こんなふうに思っている場合は注意が必要です。
詳しくはこちらの記事でまとめました。
➤ 【処方箋】就労移行支援はつまらないと感じてしまう「あなた」へ贈る解決策
就労移行支援がおかしい
「おかしい」と思ってしまうにも理由があります。
詳しくはこちらの記事で解説済みです。
➤ 【職員が暴露】就労移行支援を「おかしい」と考えてしまう理由【それでも就職を応援】
就労移行支援で2年間が過ぎたらどうなるの?
お住みの自治体によっては延長利用可能
就労移行支援など福祉サービスは自治体の財源に依存します。
福祉への理解があったり十分に予算が組めれば延長利用を認める場合があります。
延長がなければ完全終了
延長利用ができなければ、基本的な考え方として就労移行支援サービスは完全終了です。
来年、再来年に再利用を希望しても認められないのが原則です。
必ず進路を決めて終了とする
残り1ヶ月で就職が決まらない場合は、必ず進路を決めてから終了としていきます。
具体的にはこの2つです。
支援が途切れないようにしっかり繋ぎます。
就労移行支援を使って就職後は?
結論:職場定着のための支援を受ける
職場定着できるように定着支援を受ける
就職後は「定着支援」を受け、職場に定着できるなよう支援が継続されます。
義務ではありませんが、卒業した就労移行支援事業所のフォローを6ヶ月うけ、もっと必要な場合は定着支援事業として契約をする格好となります。
【まとめ】就労移行支援で就職ができないのは原因がある
おもな原因は2つです。
利用を検討している方に考えて頂きたいことは以下です。
就職することが第一の目標
この記事を読まれている方は、少なくとも仕事において不安や心配事があるかと思います。
仕事に就けない心配を繰り返すと自然とメンタル不調に陥ります。
就労移行支援を利用しても就職できなかったらどうしよう…。
こんな心配もあるかと思いますが、企業就労ができなかったとしても、人生の進路が明確になることは良いことだと言えます。
迷ってばかりで二の足を踏み続けてしまうと、時間だけが消費されていきます。
失われた時間は戻ってきません。
今をどうするかを大切にしましょう。
継続することが第二の目標
就労移行支援事業所を卒業して就職することがスタートです。
卒業して終わりであると考えている人も多いと思いますが、6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月…といつたように仕事を続けることが次の目標となります。
卒業後に受ける就労定着支援は、仕事を継続するために大きな意味を成してきます。
仕事を安定させることが、あなたの不安を解消する手口になるはずです。
ここまで長文をお読み頂き、ありがとうございました。
就職できない原因が「就労移行支援事業所の品質」である場合は、選び手である「あなた」ができることは限られてきます。
事業所選びの基準が分からない方は、私が専門的にまとめたこちらの記事が有益になります。
間違った選択をしていませんか?
合わせてご覧いただければと思います。
「あなた」が前にすすむきっかけになれば幸いです。
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