就労移行支援で検索していると「ココルポート」の口コミが気になる。
悪い口コミが多い印象だけど、良い口コミもあってどうするれば何が本当だか分からない
判断基準があればいいのに。
こんな疑問についてお答えします。
ココルポートは就労移行支援サービスを提供している大手事業所です。
店舗数も多いため、通いやすい近隣にあるココルポートの事業所を調べたりするかと思いますが、どうしても口コミや☆評価に目がいきがちです。
Googleマップに登録されている店舗はどの業態も評価をみることができますので、選択するひとつの指標にできますが、どれが本当なのか分からないと言った意見もあるかと思います。
この記事では「ココルポート」に寄せられた口コミに込められた意図について分析しながら、捉え方について解説をしていきます。
執筆者の経歴
- 作業療法士10年以上
- 勤務歴(病院・介護施設・児童支援・就労支援)
- 現在は就労支援に従事(障害のある方のリクルート)
私は現在進行形で就労支援に関わっている職員です。
見学に来られる方の案内をしたり、制度の仕組みを分かりやすく解説を行ったりしています。
「☆評価」「口コミ評価」が生活の主流となっており、お店等を選ぶときも一つの指標となってしまっています。
しかし、インターネットは不特定多数の方が投稿をしているため、情報の信憑性については不明なことも多いです。
●●さんは「☆☆☆☆☆」だとしても■■さんは「☆」ということもあり、何を信じればいいのか分からないといったことにもなります。
私の職場にも低評価がありますが、運営は問題なく行われています。
前提として押さえることは以下です。
ご自身での気づいていない思考の特徴があったり、修正ができないといった課題を抱えてる方も多いですので、口コミ内容がすべて正しいとは言い切れません。
この記事では、私が他事業所の口コミについて解説をしていきますので、参考にしていただけると幸いです。
株式会社ココルポートの口コミを分析して解説、捉え方の案内
こんな流れで解説をしていきます。
ココルポートの口コミを分析
口コミには不満を全面に出した「ネガティブ系」と満足感に満ちて他者にも教えてあげたいという「メリット系」に分けることができます。
口コミというのはどうしても不満に感じてしまったことを書きがちですが、客観的にレビューできている内容をしっかり見極めることが大切となります。
ネガティブ系
ココルポートに寄せられたネガティブ系の口コミについて、一部抜粋して紹介します。
特定の職員やサービスについての内容が散見されています。
メリット系
一方でココルポートに寄せられた満足感を訴えるメリット系の口コミを一部抜粋していきます。
主にプログラムや事業所の環境面を取り上げるコメントが散見されています。
ココルポートのクレーム様な口コミから分かること
読んでいて目がいきがちな「ネガティブ系」の口コミの解説をとことんしていきます。
なぜなら「悪い口コミ=ダメな事業所」という印象がついてしまいますし、どうしても敬遠しがちとなるからです。
では、何でこういった書き込みに走ってしまうのか解説をします。
期待していたサービスとのギャップ
飲食店で注文した料理が写真みたいじゃなかったと思ったことはありませんか?
おまけに「味」も想像と違った、、、
事前に収集していた内容に対して期待とのズレが修正できなかったり、許容範囲に収まらないなど、実際にサービスを体験した時に起きる差(ギャップ)が大きいことで「損をした」という認識が働くと「悪かった」という印象を持ちやすいです。
期待を裏切った「差」が大きければ大きいほどクレームとして膨らんでしまいます。
裏を返せば、それだけ良いサービスであると認知されていることは間違いありません。
ココルポートの職員の口コミが多いため、クレーム者は思い描いていた職員の雰囲気ではなかったということが分かります。
こういった対人サービスは受け取り手の感覚によって評価が異なりますの注意が必要です。
なぜならサービスをその場で消費してしまうため、比較検討ができないから。
スタッフが親切に教えてくれたというコメントもありますので、一概にして「悪い」ということは言えません。
私の事業所にも☆ひとつ評価がありますが、安定した運営になっています。
職員単体を狙った書き込みについては、ある意味「信憑性」があるようにも捉えられますが、しっかり相談ができない書き込み者にも課題があります。
しっかり運営している法人なので「クレーム専用」の窓口はあるはずです。
苦情申し立てのルートを確認せず、すぐにネットの書き込みに走る場合「相談」というフェーズが抜けておりますので、書き込み者にも課題があるといえるのです。
会社の体質に関わること
職員の異動が多いことを指摘している内容もありますが、会社という組織運営を行っている以上「異動」は仕方が無いことだといえます。
コロコロ変わることでサービスの品質に関わることもありますが「この職員が良かった」という評価をしていただける利用者様の声は大切です。
なぜならその職員さんはお客様が期待している内容を提供できたからです。
口コミから分かるように事業所運営を改善させるため異動を行い、どの職員もお客様にとって満足いただけるサービスが提供できるようにスキルを磨いていくことは至って普通のことです。
お客様の口コミを参考に運営体質を少しずつ変えていることが推測されますので、経営的には停止しているわけではないと言えます。
事業所によって差がある
前項と被るかもしれませんが、これだけ多店舗展開するとサービスの品質を一定にすることは大変なことで、少なからず違いは出てしまいがちです。
なぜなら「扱っているものが対人サービス」だから。
物を販売している場合は、商品を見直すことで即座に改善されるケースが殆どで、概ね一定の品質を担保できます。
しかし、人によって提供されるものはその場で消費をされますので、一定に揃えることが難しい一面があります。
「整体マッサージ」を例に考えてみて下さい。
2つ店舗があって施術者が異なる場合、同じ内容でサービス提供ができると思いますか?
施術者の性別や体格でも差はありますし「もみ方」や「力加減」も変わります。
人が提供するサービスで、全く同じ内容を提供するのはとても難しいことなんです。
ラーメン店も同じことが言えますよね?
チェーン店でも作り手の裁量で味に差が出たりします。
品質を整えるための「異動」というように、柔軟に考えればよいと思います。
私の職場も足並みを揃える取り組みを行っていますが、とても難しいです。
異動は至って普通の対応となっています。
ココルポートのサービスをこう捉える
結論:良いサービスである分、実際の期待値から外れることで不満になってしまう
表記が良い分、実際の確認が必要
特徴は以下です。
数字的な部分は実際の実績なので問題ないと思われますが、見学時に確認が必要なことは以下です。
など、実際は良いことだけではありませんので、ご自分から質問をしていくことが必要です。
見学方法の予約については、こちらの記事が参考になります。
パーソルチャレンジの評判は?
競合他社であるミラトレについては、別記事でまとまていますので、興味がある方はあわせて参考にどうぞ。
【まとめ】株式会社ココルポートの口コミを分析して解説、捉え方の案内
悪い口コミがあっても改善をして利用者の満足度があがるように対応しており、利用者様の福利厚生も手厚い側面があります。
福祉サービスの特化会社としては、利用者様のことを考えて運営がなされています。
ネガティブな口コミの一部で「振替通所」や「就職をさせて貰えない」といった口コミがありますが、「就労移行支援」の本質が理解できていないと考えられます。
ちなみに、「福祉サービス」は全く儲かりません。
「金目的でしょ?」という意見もありますが「物」を売った方が利益率は良いです。
「就労移行支援」の本質を理解せずに「口コミ」のみで判断していくことはとても危険です。
なぜなら「他人の感情」を判断材料とするからです。
ご病気によって感情の波が高ぶったり、コントールがうまくできない利用者様も多いため「口コミ」がすべて当てはまるとは考えにくいです。
客観的に考えるとそう思いませんか?
こういった例も同じですことです。
「かかりつけ医」がいるかと思いますが、「あなた」と相性が悪いお医者様だったらどうでしょうか?
クリニックの「☆評価」を下げませんか?
などの不満を感じたら「悪い医者だ」「ヤブ医者だ」って思うはずです。
しかし、一方で相性が良い方はこんなコメントをするはずです。
したがって、人による対人サービスは、受け手の感情に左右されるところが大きいものです。
ここまでお読みいただき「あなた」は少しでも共感できましたか?
少しでも共感して頂ける場合は、もっと気軽に行動していくことをおすすめします。
活動量が増えることで「あなた」の人生もどんどん良い方向に変わっていきます。
世の中、ネガティブなことばかりではありません。
もし本当に失敗をしたくないのであれば、行動していきながら自分の目で真実を確かめましょう。
ココルポートを見学する時はメモをしたり、事前に聴きたいことを整理して持参することで納得した回答が得られるはずです。
緊張したり、話すのが苦手だと聞きたいことも聞けないので、事前準備をすることで回避できます。
こういった方法はどうですか?
実際に質問させてもらえる時間も見学時に設けていただけますので、不安なことは解消しましょう。
行動しなければ何も変わりません。
見学は完全無料ですから損はありません。
予定を変更することも柔軟にできますので、思い立った時が「吉」です。
いちばんやってはいけないことは、少しでも気持ちが見学に傾いているのにも関わらず、慎重になりすぎることです。
石橋を叩きすぎるとタイミングを逃し、どんどん時間だけが過ぎてしまいます。
予約をキャンセルして1ヶ月後に気が向いて見学に来られたお客様がいらっしゃいましたが、何をやっていたか尋ねると「何もしていなかった」とのことでした。
「迷っていた」と語っていましたが、何ひとつ前進していないと感じました。
時間はとても貴重です。
履歴書を考えてみて下さい。
空白の期間ができればできるほど、理由付けが必要になります。
何もしない時間が増えると不安になりませんか?
不安が少しでもあるなら見学しながら、時間の過ごし方についても相談ができますので活用する手はありません。
私は「あなた」が満足した暮らしに近づけるように応援をしていきます。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
最後に、この記事で紹介した内容を記載して終わりますので参考にされてください。
▼予約方法の解説はこちら▼
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