家族や兄弟から安定した仕事に就けって、耳にタコができるくらい言われてる。
今は親のスネかじってるから色々言えない。
バイトも何回か変えてるし、フリーターは悪い、ダメって言われるけど、何が悪いの?
なんか自己嫌悪。
こんな疑問に答えます。
色々回りから言われるとイライラして嫌な気持ちになります。
いくら説明しても分かって貰えず、言い返されて口論になる場合が殆どです。
解決するには「フリーター」という生き方を明確に理解していくことが必要です。
周囲に理解を促すのではなく、あなた自身が最大限に行動して、充実させることで自己嫌悪は消えていきます。
「フリーターは悪い事ばかりではない」という理由を明確にしましょう。
バイトを沢山変えていても、その理由が見つかります。
「フリーターは悪くない」としっかり自分に言うことで、自己嫌悪が軽減されます。
執筆者の経歴
- 作業療法士10年以上
- 勤務歴(病院・介護施設・児童支援・就労支援)
- 現在は就労支援に従事(障害のある方のリクルート)
私は仕事で就労支援をしています。フリーター歴の長いひとも相談に来られる時があります。
共通ポイントは
こんな内容です。
フリーターで生きているひとも多くいますので、理由が見つからない場合は本記事を参考にどうぞ。
フリーターはそんなに悪いこと?
結論:
フリーターについて理解できていれば悪くない
理由:
ひとつの生き方だから
私が関わっている利用者様は、一度も働いたことが無いという人もいます。
卒業後にフリーターを選択する方もいますが、理由をある程度理解したうえの行動です。
しかし、フリーターでの人生設計を先の先まで問い詰めると、残念ながら「答え」は帰ってきません。
「意思決定」できたところは大切です。
「フリーター」が悪いと言われて凹んでいる方は理由を考えましょう。
3つお伝えしますので確認下さい。
- フリーターの形態を理解すれば、そんなに悪いことはない
- フリーターは心の安定が得られる
- フリーターだから本当の自分が見つかる
フリーターの形態を理解すれば、そんなに悪いことはない
フリーターでいる以上、理解できていることだと思いますが客観的に確認をしましょう。
できる仕事内容について
フリーターの場合は、ある意味制限がかかります。
求人情報の傾向から理解できることは、「企業や職場が決めた方向性を、決めた期間内に時間で遂行するための人材」という部分です。
要約すると、指示にしたがって、決められたことを淡々と行うことがメインです。
など、
あなた主体で方向性を決めて「まとめ上げる」ということはありません。
あなたの能力を決められた期間中に時間で売っていき、求められたことを「確実」に実行するだけです。
あなたが職場に訴求することは「私は時間で働いている」ということ。
ですから、得られる収入上限も少ないのが特徴です。
あなたの日常生活
売らない時間があれば「ゆとり時間」が多い生活になります。
フリーターは決められ時間を売っていく働き方だからです。
しかし、やることがなければ淡々と余っている時間だけが過ぎていきます。
人間には健康寿命があるので「命」にも限りがあります。
家族や親戚など血の繋がった方が周りにいると思いますが、あなたより年上であれば当然ながら先に尽きていく命です。
時間が淡々と過ぎていけば、あなたは自然と孤独になります。
変化をもとめて、「何となく実家を出たい」という考えがある場合はストップです。
後述していきます。
得られる収入の上限
フリーターは時間を売って生きています。
例)
時給1000円・労働時間「6時間」、ひと月を4週とする
週3日6時間勤務の場合、
1週間で得られる金額が18000円
これを、月給換算すると18000円×4週分=72000円/月給
※所得税や控除について、こちらが参考になります。
所得税って何?所得税の計算方法や各種控除、便利な会計ソフトについてわかりやすく解説!
収入の上限が決まっていますので、高い生活水準で過ごすことはできません。
お金の使い方に制限が余計にかかりますので、生活にも限界があります。
一人暮らしの場合、給料の半分を家賃で消費していくと一般的な生活が成立しません。
健康保険、年金の支払いも難しいです。
客観的にみれば追い詰められていきます。
フリーターは心の安定が得られる
客観的な部分を除いて考えていきます。
フリーターは、ある意味「心の安定が得られる」と言えます。
「現実」と「心のバランス」を天秤にかけて、どう保っていくかが、フリーターとして大切です。
心の安定が得られる要素は3つです。
やりたいことができる
時間を売らなければ得られる収入は少ないですが、売らないことで「やりたいこと」にチャレンジすることができます。
趣味があれば思いっきり楽しむことも可能です。
ただし、お金がかからないのが前提になります。
など、
他にも、所有しているものだけで成立する創作的な内容なら何でも良いと思います。
「時間」があれば何でもできます。
好きなところに出かけられる
時間があれば出かけることもできます。
方法は色々あります。
など、
費用が発生する場合は、計画して少しずつ貯金しておくと可能です。
ヒッチハイクで日本一周する若者もいるくらいです。
「時間は金なり」という言葉がある
時間は貴重です。
旅をする「体験」は、お金があっても「時間」がなければ実現は難しいです。
出かけて経験したことがない文化・風習・景色に触れることは、財産になっていきます。
自分が生活している世界はとても狭いものだと気づきも得られます。
(執筆者の私は、海外旅行を経験済み)
その気になれば物知りになれる
時間が余っている分、学業に力をいれることは有意義です。
世の中には、ありとあらゆる分野があります。
書籍もたくさん出ています。
自分が知らない知識を得ることで、知らない人に比べて差が出てきます。
本を買うことは費用もかかりますが、リユースショップ(BOOKOFFなど)で一冊50円~100円で購入できます。
お給料から書籍2冊分を天引きしても、楽しむことは十分できます。
物知りになれば、世の中の動きもよく分かるのではないでしょうか?
フリーターだから本当の自分が見つかる
フリーターが得られるリターンです。
方法が2つあります。
行動で経験が増える
行動していくと「経験」が自分の資産に変わっていきます。
「フリーターは時間の切り売り」という表現をしましたが、正社員や契約社員は雇用形態が固まっており、職場・業種・働き方によって時間を生み出すことは簡単にできません。
時間を得るために、時間を生み出す努力をしています。
生活習慣を見直したり、時間短縮をするために便利グッズを取り入れたり工夫をしています。
「お金で時間を買う」という表現が正解かもしれません。
フリーターは行動することで得られるリターンがあります。
フリーターはそんなに悪いことばかりではないです。
生きるヒントが得られる
知らない経験をしたり、学業に力を入れることで知識が増えます。
さらに行動を足していくことで、違った価値観が自然と入ってきます。
それをどう捉えるか。
あなたにとって知らない価値観は、この先の長い人生で困難にぶつかった時に支えてくれる糧(かて)になるのではないでしょうか。
時間を使って行動し、知識を入れることで得られるものは「資産」と言えます。
【まとめ】フリーターはそんなに悪いのか?
フリーターはそんなに悪いものではありません。
自己嫌悪をなくすために最後に確認をしていきましょう。
- 客観的にみていくと収入面でマイナス要素は多い
- 収入と引き換えに時間が得られる
- 時間の使い方次第で心の安定が得られる
- フリーターだから自分がみつかる
フリーターにもよい面があります。
最大限に活かすためには、自分から行動することが必要なのです。
家族や親族、兄弟、友達など周りからフリーターを否定されることはありますが、多くは収入面の不安がそうさせています。
しかし、考えてみてください。
フリーターという形態を理解していればそんなに悪くないですが、それが生活をするうえで現実的であるかという観点です。
「収入なし」では生きれません。
あなたが生活で利用しているものは以下です。
実家で暮らしている場合は、家族の収入によって得られていることは事実です。
一人暮らしをしている場合、収入についてより理解できているのではないでしょうか。
最低限の収入で暮らすことも良いですが老後のことまでは考えていますか?
この記事をきっかけにフリーターの良い面も理解しつつ、もう一度振り返りをおすすめします。
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